ダメ出しするダメなオタク

ソルシエ再々演とDVD待ってる

アンケで印象に残ったシーンは?って質問が苦手

紙媒体って全体が見れていいね!webで何ページにも及ぶと私の書きたいものはどこに書けばええんじゃコラーってなりませんか。もう無理。おばちゃんにもできるようなのにして。

おばちゃんといえば年齢の欄が15歳以下、16~18、19~20、21~25、25~29、30~39…って設定でしたがマーベラスの2.5次元舞台でアンケート書く層は10代後半から20代前半が多いのかな。10代だとチケット購入は親名義だったりするから具体的な年齢を知る機会だよね。にしても19~20って狙い撃ちだな。

一般的にお金を持ってて好きに使えるのは21~25、25~29のゾーンかなと思うんだけどグッズを買いあさってアンケート毎公演書くのは10代なのかもしれない。詳しく知りたいから専門家解説本出して。やっぱり株主総会に行くしかないのか。

 

印象に残ったシーンはどこですか?

って問いなんですが、これって「推しが可愛くて無理」って答えは求めてないじゃないですか。それでもいいけどいい歳してそれもどうよと思うのでもうちょっとまともな答えを書きたい。でも昔からこういう質問が苦手なんです。国語の授業で「~のシーンで作者はどのような事を考えていたでしょう」がちっともわからなかった。これスラスラ答えられると日本人的な空気の読み方が身についてるってことなんでしょうか。知らないよ~締め切り気にしてるんじゃないの~って書いたら×になるのどうにかしてほしい。

シーンなので「現代の美術展での「ふーん」の言い方が自分の中で咀嚼できなくてまだ考えてます」だとピンポイントすぎる上にちょっとずれてる。「全体的にテンポが間延びせずに良かった」は悪くないけどたぶんその下の感想をお書きください欄に入れる方がよさそう。100点の答えは出す必要ないけどせめて次の作品に参考になるようなまともな事を書きたい。

絵の具か?ここで絵の具なのか?印象薄くなったという点では印象に残ってるけど他に言いたいことがあるんじゃないの。2度目だから見慣れて印象薄いだけな気もする。

 

3公演見たから3回書く権利はあると思うので3つ挙げてみたい。

・戯曲がほぼ完成してサントロと話してる所で雨が降り出す演出が好き。

あそこだけレンガの壁と窓が出てくると記憶してるんですが視覚的に印象に残ってる。

アンデパンダン展が中止になりかけたところでテオが部屋の外に連れ出すシーン

シーンって単語が使えたぞ!あそこのドアの外から強い光が射す演出が魔法に掛けられたようで好きです。これはまともな回答なのでは。

・テオがかわいい

・お兄ちゃんがかわいい

・書けない……

 

国語の授業って大事だなと思いました。

アンケートとレポ毎回書いてた頃はもっと語彙力あったしすらすら書けたはずなんですが見終えて楽しかったねグッズ買いすぎちゃった推しちゃん天使~程度の会話しかしなくなったし仕事でも文章書かないから書けなくなる一方だ。なんとかしよう。

 

 

「今後の観劇予定」「好きなコミックアニメ」と質問が続くけど、今後の予定に2.5が無いからあまり役に立てないしアニメ見ないからわからない。

 

テニミュから舞台を見始めて推しが帝劇系に進まれたみなさんの現在が知りたい。ばちだってついにサイゴン出るしね?客演だったけど小野田くんが四季にも出たから2.5は見る機会がなくなった元テニミュオタクもいると思うの。普通の舞台が好きな人のようになってるけどふとした機会に好きな学校出身の役者見かけてわぁって喜ぶことがあるんじゃないかな。

 

アンケート書く前に気持ちを整理しようとこのブログ作ったけどあんまり長文書いてほしくない雰囲気。やっぱりここに全部書くしかないか。

さよならソルシエ感想らしきもの【再演】絵の具の踊り

ようやく再演記事ですが明後日の方向から始まってしまいました。

※いろんなミュージカルのネタバレを含みます。

 

初演の絵の具さん2人の踊り、とてもいいものが見れてるんだけど私のキャパシティーをオーバーして混乱したんです。でも再演はなんかふつーのダンスだった。前の方が良かったな。初演と違ってステージが小さいのでダイナミックな振り付けはたいへんだろうけど私の見たかったのはこれじゃない。じゃあなんだと言われてもわからない。初演はWSSのSomewhereに重ねてたけど再演はほーん?って感じで終わってしまった。

なぜSomewhereかと言えば唐突なバレエはどうにも慣れないから。あ、やばい何か始まったけどこの踊りで何を表現してるのかわからない!という混乱と拒否が重なったんだと思う。

舞台版の映像はないので映画の歌だけ(舞台版では真っ白な世界でみんなが踊りだす)


West Side Story-Somewhere

 

DVD買ってないし1度しか見てないので確認してないんだけど、インフェルノのオープニング(オーヴァチュア?)のメロディがどうにもオペラ座の怪人のAll I Ask of Youに聞こえてしまったところがありました。


All I Ask of You - 2004 Film | The Phantom of the Opera

クリスティーヌがラウルとの愛を誓う曲なんですが冒頭でこのイメージが付いてしまったせいでリッカとノエルが仲良くやってるようにしか見えなかった。ただでさえ本編があんななのに脳内テーマソングが命を狙う邪魔者に立ち向かって二人は愛を確信する曲になってしまったものだから困りました。

何の話かって感じですが、WSSオペラ座を見た時ヒロインを演じた女優さんがどちらも山本紗衣さんという方だったんですね。平野のテーマが山本さんになってしまって今ほんとに困ってます。私次のオペラ座どんな気持ちで見ればいいの。どうか別のキャストでありますように。でも山本さん好きだから見たい。

 

初演とインフェルノの影響で山本さんが脳内を駆け回る中見た再演、今度は教会のシーンがWSSのクライマックスと重なってしまった。だめだこりゃ。でも銃で撃たれて床に倒れてるんだよ仕方ない!前2つよりは銃というアイテムのおかげでまだ説明がつきます。


West Side Story, 1961, Tony and Maria story of love and tragedy.

これの1分10秒あたりが脳内をわんわん流れてました。つまりSomewhereなんですけど。

どうにも私の中でさよならソルシエの主題がSomewhereにすり替わってる。WSSで2人は抗えないけどソルシエは新しい未来を切り開けたはずなんだけどな。

 

もう腹をくくって月曜日は北千住までの移動中WSSのサントラ聞いてました。

途中から脳内がOne hand,one heartの方になってしまった。


West Side Story-One Hand, One Heart

結婚式ごっこ。本来教会でやることではあるんだけどね!私はソルシエをどうしたいんだろう。良知さんが結婚したのがショックだったのを思い出したいのかな?

 

説明しないと絶対理解してもらえない連想ゲームのような脳内テーマソング一覧になってしまった。そもそもの発端はソルシエ初演とWSSの上演時期が被ったことによるのですよ。あと絵の具の2人が上手すぎた。情報量多くて混乱するほどの何かがあった。絵の具呼びしてるけどなんて言えばいいんだろうせめて曲名でお呼びするべきでしょうか。

 

再演は言い方きついけどメインのレベルに合ったアンサンブルだったと思う。メインを食わない演技だった。初演の画家4人の歌唱力では埋もれていたのが気になってたからバランス取れてて良かった。でもいいものは見たいから残念でもある。

この場合のいいものは「ちゃんとしたミュージカル」だと評価されてる部類の物。声楽を学んだきちんとした歌唱法と美しいバレエ。もちろん歌が上手くても役の解釈がダメなファッキン役者もいるんだけど。演技力と歌唱力の両方を持ち合わせてる役者がごろごろしてるとは思ってないし最後は好みの問題なのはわかってる。でもわかりやすく美しいものってとても力があると思う。知名度低いけどこの役者のこういう所が好きなんですって説明しなきゃならないのとテレビに出て誰もが知ってる役者を好きって言うのと周囲の反応違うでしょ。いちいちめんどくさいことしたくないから世間が認めてる良いものの中から選びたいんだ。舞台役者なんて日本じゃ知名度ないから誰だっていいような気はするけど、手軽にいいものが見たい気持ちがあるから若手イケメン舞台から離れたんだって自覚してる。

初演は全体のバランス悪かったけど好きだったし、ミュージカルとして評価できる再演も好き。

どっちがいいか決めろというなら再演だけど今後こなれてつまらない作品になるのはいやだなあ。

見比べたいのでマーベラスは早くDVD出そう。

 

私にとっての2.5次元

整合性がないです。途中だけど次に進みたいので公開。

 

ソルシエ見てて私はもはや2.5メインに舞台見てる層じゃないんだなと痛感した。

新しい芸術を見下すパリ画壇側の人間で、パーティーでジェロームの伝統に則った絵をそれっぽい事言いながら褒める人々のひとりなんだ。

2.5楽しいよ、数日間の公演を必死に駆け抜ける推しは美しいよ。

でも当たり外れも大きいし世間の目は厳しい。

テニミュ好きなんですって言うより、劇団四季好きですって言う方がよっぽど楽。

贔屓がたまたま四季に属してるだけなのでもし退団して東宝系に出たらそっちを見るんじゃないかな。出る役者がわからないままチケットを買うのは四季くらいのものだし、チケット代上がっても東宝の方が気が楽だな~って外から眺めてる。

アラサーになったらだんだん未知の世界が怖くなってきた。

安心して見られる幸せ。これが歳を重ねるってことか。

 

2.5の定義ってなんだろうといつも思う。

ディズニーミュージカルなんてどう考えても2.5じゃん。2次元の再現と舞台ならではの表現の融合。映画から出てきたみたいな王子様とお姫様。

ちなみに私の中の「2次元からの刺客」ベスト3は宮地真緒の柳宿、良知テオドルス、美女と野獣マグダンス(ガストンの酒場のシーン全体)なんかもう本人なんじゃねっていう再現率。マグダンスは出演者全員2次元だったあれはすごい。これがあるから舞台はやめられない。

そうそう、2.5の定義な。

邦画なんて実写映画化ばっかりなんだから舞台に限っていまさら2.5って括りは必要なのかね。キャラのイメージに合わせたキャストにしている限りは2.5なのかも。でもテレビや映画でも役者のイメージに合わない(逆もしかり)って意見あるし。

それまでの演劇に則った作品作りをするかどうかかな。

自分の中でさよならソルシエは本気で作ってるなと思った時があって、つまり手を抜かれてると感じることが多かったってことなのかも知れない。

その役を深く掘り下げるのは原作のあるなしに限らずどんなお芝居でもあるべきこと。その演技ができる役者と外見が似せられる役者を天秤にかけて見た目を重視したときが2.5だと思う。って表現すると2.5ばかりやってる役者をバカにしてるようだ。役者よりも企画制作側の問題だと思う。

ソルシエは初演バレエが気に入ったんだよ。

キャラを似せて世界観を再現するんじゃなくて舞台としてその世界を新しく作り上げる作品が見たかった。ソルシエはさらにその先に挑んでると感じた。根本的な考え方が違って2.5次元作品を作ろうって良い作品づくりするのと、伝統ある舞台芸術としてのベースがあって新しいものを取り入れていこうって考えで一つの素材にマンガの原作がある、みたいな。うまく言えないけど。だからこそパリ画壇界を内側から壊そうとするこの原作を選んだのかな。

プロジェクションマッピングのような新しい技術と伝統ある表現として歌とバレエ。良いものならまだ世に認められなくても使おうとする意志。

2.5次元という言葉に縛られて後ろ向きだった考え方を改めなければならない。良いものだと思ったら迷わず評価したい。ろくに見向きもせずに見下したくない。

 

2.5とか若手イケメンと評される舞台で人気を博した役者がやるミュージカルと、小学校に上がる前からバレエをやってたり高校大学は音楽科で声楽を学んでましたって役者が今までやってきたミュージカルが同じものの訳なかったんだ。

そもそもミュージカル自体がそんなに歴史のある物でもないし斯くあるべしって思い込みが良くない。若者の車離れって言葉くらいにおかしい。

 

もともとごちゃごちゃだったのに更に分からなくなってきた。

ショービジネスとして見た時、チケット買ってくれるファンが多くいる役者を使って連日満員御礼なのは成功だよね。原作がある舞台は役者ファンと原作ファンの両方が来てくれる可能性があるからオリジナルより集客が見込める。

そもそもなんで集英社はミュージカルをやろうと思ったのか。遡るとセーラームーン

テニミュの成功から競合他社が2.5に手を出してきたけどネタも尽きてきたし劇場は1年前から押えなきゃならないしオタクは多くなったけど人気があるのは一握りだしレッドオーシャンすぎない?ライブビューイングの採算性が知りたい。

 

お金儲けの手段として扱うのか芸術かの違いかなあ。でも、オペラの出来よりスキャンダル~そうだこれで俺たちの商売は大繁盛♪って支配人ズ歌ってるし、実際儲けてくれないとファンも困る。うちの推しに次の仕事を下さい!

 

バレエだってムーミンピーターラビットの着ぐるみで歴史あるバレエ団のガチ一流ダンサーが踊ってるんだし私が思っているよりも世の中はきっと自由だ。

だいたい芸術にお金出さない茶の間連中の目を気にする必要性がなかったんだよ!欧米好きならそういうところも見習えよ!美術館も劇場も行かない好きな歌手のコンサートにすら行かないCDレンタルどころかYOUTUBEで済ませようって都合よすぎる!守銭奴か!

結論としては日本はまだまだ村社会の監視大国だから息が詰まるけど好きな事好きって言えてリアルとの接点なくても楽しめるtwitter最高だなってことです。リアルだとまず舞台好きですすら言いづらいので2.5の定義以前の問題だった。新しい夜明けを待ってる。