手紙
高校生の頃からWEB上で日記を書いていた。あのときはどこにも吐き出せない愚痴をぶつける場所がほしかった。辛い事悲しい事たくさん書いた。
20歳前後はmixi全盛期だった。仲の良い友達に軽い気持ちで読んでもらえる日記を書くようになった。
推しに出会って手紙を書くようになった。ファンレターには愛をつづった。恋愛ではない。彼女になりたいと思うだけが愛ではないだろうからあれもきっとひとつの愛だ。心から誰かの幸せを願ったのは生まれて初めてだった。毎日楽しくてしかたなかった。幸せに満ちていた。
文句も書いてしまうけど、やっぱり推しには感謝してもしきれない。
これだけ思える相手がいる、なんて幸せな人生だ。